
「車が来る前からハマってました」
洗車にハマったきっかけを聞かれると、いつも少し笑いながら答えます。
そもそも車自体にはまったく興味がありませんでした。買ったのも完全に通勤のため。
でも気づいたら洗車沼の底にいました。不思議なものです。
現在もそこは変わらず、車が好きというより「洗車」が好きです
車の購入が決まった日から、沼は始まった
車の購入が決まったのは、納車の約2ヶ月前のことでした。
もともと車には特別な思い入れはなく、買った理由は通勤のためです。
それまでは車なしでも生活できていたので、「必要だから買う」という完全に実用目的でした。
買ったのも新車ではなく新古車。コスパ重視の現実的な選択でした。
ところが契約を終えて帰宅した夜、ふと思ったんです。
「せっかく車が来るんだから、ちゃんとケアしてあげたいな」と。
そこからスマホで「 洗車 やり方」と検索したのが、すべての始まりでした。
最初は軽い気持ちでした。「洗い方を調べるだけ」のつもりだったんです。
でもページを開くたびに知らない言葉が出てくる。
鉄粉、ウォータースポット、コーティング、クレイバー、ph中性、撥水、親水……
「なんだこれ、奥が深すぎる」と思いながらも、気づいたら深夜まで調べ続けていました。
「この汚れにはこのケミカル」を調べまくった
調べれば調べるほど、車の汚れの世界は広かった。
ブレーキダストにはホイールクリーナー、鉄粉には鉄粉除去剤、水垢には専用のスケール除去剤、油膜にはガラスクリーナー……
汚れの種類ごとに対処法が違う。しかも使う順番も、素材との相性も考えなければならない。
「これ、ちゃんとやろうとしたら相当な知識が必要だな」と思いながらも、それが逆に面白かったんです。
車が来る前なのに、道具が先に届いた
調べているうちに自然と「これは必要だ」「あれも揃えておきたい」となっていきました。
最初に揃えたのはこのあたりです。
【初心者必見】納車後に揃えるべき洗車道具6選 | 洗車オタクのケミカルラボ
我ながら「車がまだ来ていないのに何をやっているんだ」と思いましたが、止まりませんでした(笑)
道具が届くたびに箱を開けて、手触りを確かめて。「これでどう洗うか」をイメージしながら並べていると、なんか楽しかったんです。
妻には「車より道具が先に来てるじゃん」と笑われました
初めての洗車は、自分の車ではなかった
道具が届いて数日後、待ちきれなくなりました。自分の車の納車はまだ先なのに、道具を使ってみたくて仕方がない。
そこで妻に「車、洗っていい?」と頼みました。
「いいよ」と。
こうして人生で初めての洗車は、自分の車ではなく妻の車で始まりました(笑)。
水をかけて、泡立てて、ミットで優しく撫でていく。何度もシミュレーションしていた手順を、実際にやってみる。その感覚が不思議と嬉しかったです。
拭き取り後のボディを見て
「あ、ちゃんときれいになった」と一人で満足していました。
初めての洗車👇

自分の車が来た日
そして納車当日。でも車は近くのディーラーから来たわけではありませんでした。
九州で見つけた一台だったので、関西から取りに行って自分で運転して帰ってくることになりました。長距離ドライブを経て、ようやく家に到着。疲れているはずなのに、気づいたら道具を取り出していました。
今度は妻の車で練習済みです。手順は頭に入っている。道具も揃っている。意気揚々と始めました。
拭き取り後にボディを触ってみると……ザラザラする。
長距離を走った後は道路上の鉄粉や砂塵がより多く付着していることがあるとわかりました。九州から関西まで走ってきた分、それだけ汚れも連れて帰ってきたようです。
早速鉄粉除去剤を使ってみると、じわじわと紫色に変色していく。「これが鉄粉の反応か」と一人で感動していました。
家族の反応と、子供の頃の記憶
それから少し経って「なんか車がきれいだね」と言ってもらえたときは素直に嬉しかったです。家族の車も見るようになったのは、その少し後のことです。今では自分の車を含めて4台のケアを引き受けていますが、「きれいになったね」と言ってもらえるのが地味に一番のモチベーションになっています。
そしてふと気づいたことがあります。
子供の頃
父親が休日に車を洗っていて、よく手伝っていたんです。
ホースで水をかけたり、スポンジで泡をのばしたり。洗い終わった車がきれいになっていくのを見て、なんか嬉しかった記憶があります。
あの頃の感覚と、今の洗車の楽しさが、どこかで繋がっている気がします。
その父が少し前に「高圧洗浄機が欲しいんだよな」と言っていたことがありました。
でも今は病気で、一緒に車を洗うことが難しくなってしまいました。
自分は今、高圧洗浄機を持っています。
だから次に実家に帰ったとき、それを持っていって実家の車を洗ってあげたいと思っています。
今度は自分が返す番だと思っています。洗車を趣味にしていなければ、こんな気持ちにはならなかったかもしれない。そう思うと、あの夜スマホで検索したことが、なんだか少し特別に感じられます。
沼の入口は「ちょっと調べてみよう」だった
振り返ってみると、洗車沼への入口はほんとうに小さなきっかけでした。
通勤のために仕方なく買った新古車。車への興味はゼロだった。
それなのに「ちゃんとケアしたい」→「少し調べてみよう」→深夜まで検索→道具が先に届く→妻の車で練習→納車当日に即洗車→4台のケアを引き受ける。
気づいたら完全に沼の底にいました。
あの夜スマホで検索しなければ、こんなにハマっていなかったかもしれません。でも今となっては、通勤のために買った一台が、こんなに大切な趣味のきっかけになってくれてよかったと思っています。
「洗車って面白そうだな」と思った方、ぜひ一度調べてみてください。沼は深いですが
失敗しないがコンセプト「ながら洗車」
洗車の基本的な手順については、こちらの記事でも紹介しています👇

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